合理的な神秘主義 生きるための思想史
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2019/11/2?
2019/11/27
安冨歩『合理的な神秘主義 生きるための思想史』(青灯社)読了。古今東西の学知を縦横無尽に渉猟しつつ、かつここまで一貫した主張として編み上げる書籍もめったとない。知による自由の再確認。ネットワーク分析とそれに対する縁起の話題提起から、この本を推薦した
@yuiseki
は間違いなく正しい。
内容紹介
人間の自由の根源を探る類い稀な思想書
● 「東大話法」で注目された俊英による、「人類の智慧」の隠れたメインストリームの発見。
● 生きられることを「神秘」ととらえ、その生きる能力の阻害要因を解明・解除することー合理的な神秘主義ーを
学問の使命とすべきことを提唱。
● フロイトや孔子、ウィーナーなど、人間社会の秩序を人間の「学習」能力にみる思想の系列。
ローレンツ、仏陀、親鸞など、複雑な世界を生き「縁起」の思想に向かう系列。
ポラニーの「暗黙知」からヴィットゲンシュタインの「語りえぬもの」など、複雑な世界を「知る」思想の系列。
親鸞からスピノザへ、スピノザからマルクス、フロムへの、スピノザを中心にした流れ。
● 西欧の思考枠組をこえ、ひとの魂にひびく思想を拓く注目作。
内容(「BOOK」データベースより)
人類の智慧の見過ごされたメインストリーム。人間の自由の根源を探る類い稀な思想書。生きられることへの驚きを前提とした学問は如何に可能か、という問題を考察する。
著者について
安冨 歩 (やすとみ・あゆむ)
東京大学東洋文化研究所教授。
1963年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業後、銀行勤務。 京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。
京都大学人文科学研究所助手、 名古屋大学情報文化学部・東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を歴任。
著書『「満州国」の金融』(日経・経済図書文化賞)『貨幣の複雑性』(以上、創文社) 『複雑さを生きる』(岩波書店)
『ハラスメントは連鎖する』(光文社新書) 『生きるための経済学』(NHKブックス)『経済学の船出』(NTT出版)
『生きる技法』(青灯社)『原発危機と「東大話法」』(明石書店)『超訳 論語』(ディスカヴァー21)ほか
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安冨/歩
東京大学東洋文化研究所教授。1963年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業後、銀行勤務。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。京都大学人文科学研究所助手、名古屋大学情報文化学部・東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)